Scribble at 2023-11-13 12:02:55 Last modified: 2023-11-13 12:11:20

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外国人女性はナイジェリアの歴史や現状などを訴え始め、区民の女性が「CNNなどで知っている」と返答。「飛行機で来たのなら、パスポートは持っているのですね」と尋ねたところ、外国人女性が次第に激高し始めたという。

<独自>「神はあなたを殺す」 杉並区後援の交流イベントで外国人が区民に暴言

記事の前半はともかく、「区議は「『公の場所に居場所はない』とも言われ、理由を問うと『差別主義者は帰れと言われて当たり前だ』と言われた」と話した。」などという後半の内容は、はっきり言って産経新聞の記者も校閲も脈絡を理解したり整理できてないまま、単に見聞きしたことを書いているだけに思える。まったく、新聞記事としても日本語としても支離滅裂だ。

前半の話は分かる。つまり、このナイジェリアの女性がだんだん苛立ってきたのは、この記事の書き方だと理解できる。話の相手をしている日本の女性は、何度も相手のナイジェリア人に、簡単に言えば密入国を疑うような質問ばかり繰り返している。そうしているうちに返された「殺す」という言葉の選び方に軽率さがあったとは言えるかもしれないが、日本語として「報い」や「天罰」のような言葉を知らなかったからだろう。こういうイベントにわざわざ出向いているくせに、その程度の差し引きもできないで外国人と接してるなんて、アホなのかね。そんな質問では、相手の機嫌を損ねるのは当たり前だ。そして、これをインチキ右翼の十八番であるゼノフォビアに利用しようなんていうケチな根性で記事にしているあたりも、フジサンケイ系列のデタラメさが伺える。

そして、後半の市民運動家と市議の悶着なんかは、このアフリカの女性と関係ない話だ。なのに、記事全体としては、この女性のせいでイベントが台無しになったかのような印象になってしまう。せっかく善意の心の清い純粋日本人様がアフリカ人なんぞのために寛容にも歓迎イベントを開いてやったのに、なんだこの無礼な騒動は・・・なんていう印象を読者に植え付けようというのだろうか。僕らのような保守の人間は、とりわけこういうマス・メディアのインチキやデタラメを容認しない。

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