Scribble at 2022-02-12 09:19:21 Last modified: 2022-02-14 10:12:22

オンラインの研修サイトを運用してきた。5問ていどのクイズを実施して、正答率を最後に表示するといったていどのことだが、自社の取り組みとしてコーポレート・サイトでも紹介できるていどのものに仕上げたつもりではある。しかし、このほど社内研修システムで上場するらしき会社のサービスと比べてみたら、なるほど色々と機能でも使い勝手でも作りこんであることがわかる。これに対して、僕が自社の研修サイトを開発して最初に運用し始めたのが10年ほど前になるのだが、その頃に更なる改良を進めて公表できるていどの研修サービスにでも仕上げていたらどうかというと、それは難しかっただろう(実際、この「落書き」にも仕事の中で思いついた新しくオンラインのサービスを構想する過程を紹介するという目的があった筈だが、もうそんな計画はない)。なぜなら、その上場を予定している会社では(ASCII の関連会社らしい)更に何年も前から事業を展開していたし、そもそも IT 関連の出版社が母体であるから競合として商流に優劣の差がありすぎる。その会社は最初から大手企業や官公庁にパイプがあるのだ。

とは言っても、自社で運用するシステムはそういうこととは関係なしに改良したり始めたり止めたりするものなので、本年度から後にどうしていくかは、いまのところ思案中である。オンラインで実施している研修のために開発したシステムだから、このコロナ禍においても影響はない。それはいいのだが、研修としてフォームを使ったクイズのような体裁だけで十分だとは思えないため、実際に何年か前に始めた動画での研修も活用したい。できれば、動画を観てもらって確認のためにクイズを実施するというオーソドックスな方式を始めたいところではある。すると、やはり大きな問題は「動画を制作する工数の確保」だ。動画として提供するネタはもちろん山ほどあるが、それを動画としてどう制作するかは、素材なり編集なりでいかほどの品質にでもなるし、そうできるように僕自身のスキルを上げてもいける。おおよそだが、毎月の研修だから、制作に1週間(そのうち1日あたり1時間くらいとして)ていどが限界だろう。素材となるテーマや動画での研修内容を設計するのに2時間くらい、そして研修の動画を収録して編集するのに2時間、そしてクイズの設問をシステムに設定して解答と解説文を書くのに1時間という見込みは立つが、実際にそれだけの時間で制作できる研修用の動画のスケールは、せいぜい5分が限界だろう。でも、毎月の研修が5分ていどであれば全社員にも勧めやすい。

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