Scribble at 2022-02-12 11:32:07 Last modified: 2022-02-12 11:55:58
Google Plus は一般向けの無料アプリケーションとしては既になくなってしまったが、Google Workspace というビジネス向けのオンライン・アプリケーションとしては存続していた。しかし、上記のとおり2023年にかけて開発なりメンテナンスが wind down というか、実質的には止まるのだろう。もともと当社では Google Currents を社内の用途で社員に使わせてはいなかったので、恐らく個人的に利用していた事例を除けば大きな影響がないと思う。僕も、上記のスクリーンショットでは「情報システム部」の(僕だけの)コミュニティを作って投稿していたものの、さほど重要なものは記録していない。2年前に当社の本社事業所を移転したときのメモみたいなテキストばかりで、せいぜい全部で10個ていどしか投稿していない。バックアップを取って綺麗にコミュニティごと削除しても問題はない。
それにしても、冒頭で書いたように、Google Currents はもともと Google Plus というサービスだったのだけれど、ビジネス版として残してもメッセージング・ツールとして活用されていなかったのだろう。これに対して Google Chat は GMail とも連携してるし(というか Google Chat の発言が GMail にメールとしていちいち溜まるのが困るけれど、これは恐らく Google Chat 側で相手が発言を削除したり再編集できてしまうため、「証拠保全」という趣旨もあるのだろう)、Hangout のようなビデオ・チャットのツールとも連携できるのだから、Google Currents の効用が社内の競合ツールと比較してもなくなっていけば、やはり Google の伝統行事であるサービスの切り捨てで対象となるのは当然だろう。それにしても、Google は SNS の設計や運用が昔から下手だし、そもそも一部の株主か役員によって無理に作らされてるような気もする。
それから、この話題を取り上げている Hacker News でも言及されていたが、Google Currents にメモを投稿するという使い方をヘビーに続けていた人がいて、データをどこへ移せばいいのか困ると書いていた。僕はすぐに削除して構わないくらい僅かな記事しか Google Currents へ投稿していないのだが、僕の場合は Google に Google Keep を停止されると、かなりのデータを保存しているので困る。