Scribble at 2022-06-23 09:21:27 Last modified: 2022-06-24 21:29:07

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会社から借りていた MacBook Pro は新人に使ってもらうために返却した。品不足が深刻らしく、既製のモデルならともかく、業務用にスペックをカスタマイズすると納品が何か月も先になってしまうため、入社に間に合わなくなってしまうからだ。4年前のモデルだが、スペックはなんとか Adobe CC 2022 のアプリケーションが動きそうであるため(Core i7 + 32 GB RAM + 1 TB SSD + Radeon)、ひとまずこれを貸与することとした。

それはそうと、数値と単位(あるいは前後の文字)とを分けて表記するというルールがあるらしいので、こうして準拠してタイプしていることも多いのだが、なんだか間延びしていて違和感がある。他にも、本文中では年の表記(「この2022年は~」とか)では前後にスペースを入れていないとか、日本語の組版ルールからすれば是非を色々と議論できそうなことなのだけれど、どうも態度を固めにくいというのが実感だ。なぜなら、これも10年くらい前にどこかで読んだ話なのだが、将来のブラウザはこれら欧文と邦文が混在した文章では自動でディフォールトのスタイルを適用するようになって、どこをどう調整するか最初から内部的に定義すると期待されているからだ。したがって、自動でカーニング等を適用するようになったブラウザに対して、CSS の letter-spacing や word-spacing でもない、ただの半角スペースで調整するのは、厳密にはコンテンツとしてのテキストで見た目を整えるという、ウェブ・コンテンツのセマンティクスに反する愚行だと見做される可能性があろう。かといって、今の時点で読み辛い状況をなんとか調整するには、半角スペースを前後に入れるしかないという微妙な態度でタイプしている。

余談は余談として、以上のような事情があって MacBook Pro は手元からなくなってしまった。Mac は会社の iMac 27 inch があるとは言え、あちらは挙動がかなりあやしく、Adobe CC 2022 を入れてはいるが、Photoshop で小さな画像を編集するか InDesign でなんとかページを編集できるくらいであり、After Effects などは起動するのも一苦労しているようすなので、スペックは悪くないのだが、或る意味で錆付いてしまっている。というわけで、Mac が自宅に全くないというのも困るには困るため、手持ちの古い Mac を再び使うことにした。これも2018年モデルであるから、それなりに年数は経過している。Core i5 + 16 GB RAM + 500 GB SSD というスペックであり、グラフィック・カードはない(Core i5 のコアに乗ってるグラフィックス機能のみ)という MacBook Air である。

久しぶりに手にしたので、起動してみると OS が High Sierra (2019) だ。ということで、最初に High Sierra の最新アップデートを適用してから、おもむろに macOS を Monterey に引き上げる。おおよそ1時間ほどかかったろうか。無事に Monterey となったのが上のスクリーンショットだ。そういえば、ダーク・モードにしているのだが、メニュー・バーが白いままなのはバグなのだろうか。(なお、壁紙は次期バージョンの Ventura のものらしいと言われている画像を指定している。)あと、macOS をアップ・グレードすると Launchpad の中身を整理するときに、毎回のように〈逃げるフォルダ〉を追いかけて要らぬアイコンをドロップするのに、イライラする。ほんとに Apple の UI デザイナーって、自分で macOS を使ったこともないのかと思うほど無能だなと感じる。

それと、念のために C / C++ の開発環境を作っておこうとして、今回は Mac での開発環境として「標準的」とされる Xcode を App Store からインストールしてみたのだが、始まってから2時間近くが経過するのにインストールが終わらない。しかも、これ 12.6 GB もあるのか。Mac 用のアプリケーションを開発するには必要なんだろうけど、サーバで動かすだけの用途なら、こんな巨大で不必要な GUI ツールとかライブラリが山ほど入っている環境に依存するのは逆に良くない。ひとまず C や C++ の学習・復習というだけなら、Clang + LLVM を自力で入れる方がいいだろう。

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