Scribble at 2022-01-06 10:42:33 Last modified: 2022-01-06 10:44:10

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いまのところテキスト・エディタは Brackets を安定して使えている。もちろん、幾つかの懸念や不満はあったので、少しずつ自力で解消はしている。

たとえばタブ文字や whitespaces が表示されないというディフォールトの状況は、かなり困惑させられる。大多数の開発現場では、受け入れたコードのインデントがタブ文字を使っているのか空白文字(何文字分か)を使っているのかで、取り回しが違ってくる。厳格な会社だと、コーディングの規約に違反しているコードは、検査担当者のパーサを通らずにコーダへ突き返されることもあろう。こういうものは見えなければいいというものでもないし、コンパイラが区別しないならどちらでもいいというものでもない。

Brackets で空白文字やタブ文字を表示してくれる extensions は、既に幾つか公開されている。僕の業務環境では、(1) 少なくともタブ文字を明確に編集ペインで表示すること(全角や半角のスペース文字、それから改行などの制御記号は必須ではない)、(2) 表示したタブ文字の色を変更できること、という二つの条件さえ満たされたらいいため、この条件を満たす extension として Dennis Kehrig 氏の Show Whitespace 2.0.1 (2014) を追加した。この Show Whitespace は、実は空白文字の類を表示する最も古い extension なのだが、空白文字の類を編集ペインで正しく〈捕まえて〉くれさえすれば、あとの色とか表示方法といった見てくれのカスタマイズは、後から出てくる最新の extension と何も変わらない。要は、Brackets は JavaScript と CSS で見た目を制御しているので、extension が新しかろうと古かろうと、見せ方についてはスタイルをどう書くかの問題でしかなくなるからだ。

Show Whitespace を入れて空白文字の類をうまく捕まえていることを確認したら、後の見栄えの調整は、メニューの「ヘルプ」から「拡張機能のフォルダーを開く」で、%USER%AppData\Roaming\Brackets\extensions\user\dkehrig.show-whitespace\main.less を開き、あとは LESS ないし CSS の記述によって表示をカスタマイズすればいい。僕の場合は、タブ文字だけを #1D3E30 という暗い緑で表示して、他の空白文字は背景色に近い #333333 としてある。空白文字も見えたほうが良いのは確かだが、あまり明るい色にすると、空白文字はたいてい中黒のような表記(文字ではなく :before に数ピクセルの border を描いているのだが)を使うため、ピリオドや本当の中黒と混同して危険である。この辺りは、表示をアンダーラインに替えてもいいが、今度は本物のアンダースコアと混同する可能性もあるため、今のところ検討中だ。

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