Scribble at 2024-05-16 17:04:52 Last modified: unmodified
ウォール街を占拠せよ(ウォールストリートをせんきょせよ、英: Occupy Wall Street)とは、2011年9月17日からアメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区のウォール街において発生した、アメリカ経済界、政界に対する一連の抗議運動を主催する団体名、またはその合言葉である。運動自体は半年以上続いたが、大規模なものは開始後約2ヶ月ほどで沈静化した。
2011年というから、10年以上も昔の話である。もう30代以下は記憶にもない出来事だと思うのだが、アメリカで珍しく大規模なデモや集会が実施され、富裕層の優遇措置などに反対する若者が多く集まった。日本でも経緯を伝えたり論評する幾つかの本が出たけれど、いまこうしてお分かりのとおり、既に10年も経過すれば記憶の中に沈殿していく。おそらく、50年後のアメリカで発行される歴史の教科書にすら記載されないだろう。
その理由は、上記のような箇所に記載されているような反応とか影響の弱さにある。スローガンだけは色々と格好いいものが SNS で流通したおかげで、これについて「言説」などと気取ったガキが言及することだけは流行したけれど、しょせんネットで暇潰しに SNS へアクセスしてる若者の大半は食うに困らない境遇の人だったり、彼らのハブとかインフルエンサーは西海岸の IT 企業に勤務して十分に裕福な報酬を得ている人々だ。彼らの安っぽい箱庭趣味的な社会正義や義侠心など、本当に世の中を動かす力なんて無い。また、どれほど社会科学の有名な本を出しているセレブが集会に参加したり、あるいは高級紙に(有料でしか読めない)記事を書こうと、そんなものにも社会科学的なインパクトはないのである。
僕に言わせれば、こういうものも劇場タイプの社会運動の一種であり、その実態は大声で正義感ぶったセリフで口答えをして溜飲を下げたら終わりという、しょせんは先進国のリベラル学生のお遊戯にすぎない。