Scribble at 2020-09-15 09:44:49 Last modified: unmodified
でも、窒素を充填するだけなら地上でもできるし、人が入らない密閉した空間も地上で用意できる。わざわざ水中に沈めたという利点を説明するようなものじゃないな。水中に沈めて冷却コストがどれくらい削減できるかという話にだけ焦点を絞った方がいいんじゃなかろうか。ただ、それでも機器が故障したときに人手で交換できない(簡単かつ頻繁にタンクを引き上げたり沈めたりを繰り返せない)という制約があるため、こちらのリスク対策に大きなコストがかかって、結局は大して節約にならない気がする。もし冷却コストなり資源を節約したいのであれば、やはり北極圏にデータ・センターを移すくらいでいいんじゃないか。そういう意味では、北極圏ではないにしても SAKURA インターネットが石狩に大規模な拠点を作ったのは正しいのだろう。もっとも、このところ北海道でも夏場は35度を超えるほどになってきているが。