Scribble at 2021-09-05 10:27:55 Last modified: unmodified

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最新の Android 用 Amazon アプリケーションで、トップのカテゴリーを展開する(アプリケーションの底部にあるハンバーガー・メニューをタップする)と、現在はこのような項目が並ぶ。いよいよアマゾンは書籍の販売を軽視し始めたのだろうか。食料や薬はともかく、ペット用品なんて些末な商品にすら場所を空けるようになったとは驚きだ。

そして、先日も書いたように洋書のカテゴリーも更に酷くなっている。いまや初見のユーザがビジネス書を探すのは、かなり難しくなったと思う。これまではトップのカテゴリーに "Business and Investment" として並んでいたのが、いまでは "Professional & Technical" の下に "Business & Management" として配置されるようになっている。ビジネス書を「専門書」だと思う人はいないだろうから、初見だと "Nonfiction" などをタップしてしまうかもしれない。

そもそも、トップのカテゴリーを6つや9つていどに減らす意味がない(もちろん50や100のように一覧性が著しく低下するのは困る)。それに、それだけ減らすなら最初の6つだけを表示して残りをアコーディオン・メニューに隠す必要性もないだろう。こんなことは単なるビジュアル・デザインの審美性しか根拠はない筈なので、いよいよアマゾンは操作性や情報デザインよりも見た目や広告としてのインパクトといった、Google や Facebook と更に同じ方へ向けて UX の設計方針を変えたということだろう。

これほんとに、値段と商品の数と配送日数やコストという点でアマゾンが理由でなかったら、プライムどころかとっくにアマゾンなんて使うのを止めてるんだけどね。でも、国内の書店や出版社、いや関係ないベンチャーがやってもいいけど、彼らにアマゾンを超えるサービスを期待するのは、いまやこれだけの巨大なアドバンテージがあると殆ど不可能に近い。寧ろ、アマゾンが自滅するしか手がないように思うのだが、どんな理由があればみんな(ロクな代替サービスがなくても)アマゾンを使わなくなるだろうか。FTC に抜擢されたアマゾン嫌いの「才女」が大鉈を振るおうと、そんな簡単にアマゾンのサービスやビジネス・モデルは変わらないだろうし、もちろんアマゾンが何らかの重大な事故を起こして1年くらいサービスが停止したり、あるいは巨大な情報漏洩を10年くらい前から起こしていて、全てのユーザの閲覧情報や買い物情報(そう、都内の IT ベンチャーにエンジニアとして勤める君が1年前に買った、エロアニメや幼女の裸体フィギュアや嫌韓本の情報も!)が中国とロシアに筒抜けだったとか。

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