Scribble at 2023-04-20 15:44:36 Last modified: unmodified

現在のスプレー缶のフォームであれば、服を着たまま剃る場合であってもたれることはありません。ジェルでも同様です。クラッシックシェービングを好む方が細かい泡を立てるのは、細かく泡立てたほうが泡が持続し、かつ固くなるからです。ダラダラ垂れないからです。たとえば垂れてもかまわない風呂場で裸になって剃るのであれば、泡立てなくても、軽く泡立てるだけでも、好みに合わせて自由に泡を作れば良いだけの話です。

シェービングのウソ、ホント2

2018年に更新が止まってしまったブログなのだが、スキン・ケアやシェービングの技巧あるいはシェービング・ソープの組成など幅広い話題を取り上げていて、参考になる記事が多い。もともとは安全剃刀で剃っていたようだが、Titan の SR を使うようにもなったようだ。そういう経緯の中で、上記のような髭剃りにまつわる都市伝説というか錯覚というか、あまりしっかりした根拠や情報がない話を検証している。僕も、彼が書いているように、シェービング・クリームの泡を必要以上に細かく泡立てるのは感心しない。

実際、PRORASO のエンジ(硬い髭用のサンダル・ウッドの香り)を使い始めてから色々と水の量や泡立てる時間などを変えてみたのだが、(1) 水分が少なくて、(2) 泡立てる時間が長いという二つの条件で作られた、細かくて垂れない泡は、実はシェービングが難しい。泡が剃刀と肌の間で抵抗を作ってしまい、刃を滑らせるのが難しくなる。すると、力を入れて肌に当てる必要があるため、危険だし、傷がつかないまでも肌を痛めやすい。かといって、(1) 水分が多くて、(2) 泡立てる時間が短いと、水分が多いのに泡がすぐに消えてしまって肌が乾いてしまう。これも髭剃りには支障がある。なので、肌の質に応じた水分の渇きやすさとか髭を剃る速さなどに応じた、各人の体質や髭を剃る状況によって調整が必要だろうと思う。

泡を必要以上に立てる理由は、恐らく著者が指摘するようにシェービングそのものとは関係がないように思う。僕が思うに、ラザリングしているときの香りを楽しむというリラクゼーションの効果が最も高いのだろう。

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