Scribble at 2020-11-25 15:40:30 Last modified: unmodified

図書館の蔵書や資料の一部分のコピーを利用者がメールやファクスで受け取れるようにする-。文化庁のワーキングチーム(WT)がこのほど、コロナ禍での図書館利用の新たな在り方などを示す報告書をまとめた。こうした議論をベースに、政府は年明けの通常国会で著作権法改正案を提出する方針。実現すれば、自宅のパソコンやスマートフォンで閲覧できるようになるが、出版不況に苦しむ出版業界からは「さらに本が売れなくなる」と懸念の声が上がっている。(文化部 油原聡子)

出版不況が加速? 波紋呼ぶ図書館本「ネット送信」案の行方

大学に在籍していた頃から、大学間で連携していた複写取り寄せサービスというのは、非常に面倒臭いし、値段も高いし、更には遅いので、殆ど利用したことがない。確か、どこかの女子大にしか置いてなかった論文をコピーしてもらったことが一度だけあったくらいだ。そして、そもそもこういうサービスがあることすらご存じない方は多いだろう。図書館からの複写サービスで PDF などのフォーマットでメールを使って受け取れるなら、これは非常に効率がよくなる。出版業界が「さらに本が売れなくなる」などと言うなら、そもそもこういうサービス自体を禁止する他にあるまい。

そういや、高知の図書館から鹿持雅澄の『幡多日記』を復刻した本の複写を取り寄せようと思っていたのだった。古本で手には入れば、それに越したことはないのだが、たぶん高知に出向いて地元の古本屋を歩き回らないと手に入らないと思う。

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