Scribble at 2023-04-03 10:54:29 Last modified: 2023-04-04 00:44:07

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中国の書道のコピーブック、唐王朝の300の詩、赤い通常のスクリプトをトレースする、学生の大人の初心者の練習のコピーブック

いまさらだが AliExpress で膨大な量の商品をブラウズしているのだが、特に書法(中国では「書道」とは言わない)やアート作品に関連する出品を眺めている。まず驚くのは、商品の豊富さ、そして値段の異様な安さだ。アート作品の複製などは 30cm x 30cm ていどの印刷物で500円くらいだし、それから安いと言えば送料も中国から送ってきているのに120円とか、日本郵便で他府県に封書を送るよりも安い。もちろん中国では原価も人件費も圧倒的に安いのだろうとは思うが、これでは殆ど利益が出ないのではないか。そんなに大量に売れるものでもないだろうに。

で、上の画像は1,000円ほどで販売されている楷書の教材である。45ページの教材で1,000円というなら、日本でも売っていそうな値段であるから、僕の感覚では適正な値段だと思える。しかしポイントはそこではなく、この教材で示されているペン字の見本だ。これは、日本の書家が手掛けた教材では見かけない筆さばきなので、参考になって面白い。そして、僕は圧倒的に中国の書家の方が好きなので、こういうもので「書道」ではなく「書法」を学びたい。日本の「書道」が或る種の換骨奪胎と言える独自の技法を持っているのは分かるけれど、おおもとを知らなくてはそういうものも正確に学びようがあるまい。

あと、楷書の文字として単純に上手いんだよなぁ。他の書店アカウントを見ていると、YouTube で動画を何度か観たことがある田英章氏の楷書練習帳とかもある。欲しい。圧倒的に上手いな、この人の楷書は。それにしても、田英章氏は別格だが、それ以外の事例でもこのレベルの通俗的な教材をつくっている人たちですら、この字が書けるのだから驚く。日本人なんて、このレベルの字が書けるのは1,000人に一人くらい(たとえば生徒数が1,000人の公立高校なら学内に1人くらい書道の有段者はいる)だろう。

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