Scribble at 2023-12-06 09:01:32 Last modified: 2023-12-06 21:44:01
これは以前から何度かある事案で、他のサービスでも「設定の誤り」と称して競合サービスを邪魔するような、都合の良いミスを続ける大企業がある。Microsoft もその一つで、まともな IT 技術者であれば採用しない Exchange Server などというクズみたいなメール・サーバで、外部からのメールを勝手な基準で(あるいは「ミス」で)遮断したり、スパム扱いにしたりする。もちろん、意図的にやっていれば、日本なら独占禁止法違反や威力業務妨害に問われるし、メールを運用している利用者から見れば不当な理由でメールの管理を邪魔されているのだから、Tutao という企業の業務に対してだけでなく、Outlook を利用している企業に対しても業務を妨害したと言いうるわけで、利用ユーザからも民事で訴えられる可能性があろう。
会社が大きく、また独占的な力をもつと、こうやって些細な「ミス」が起きるだけでも多くの個人や企業に色々な影響がある。場合によっては事業や生活に深刻なダメージを与えかねないわけで、それゆえ多くの国では、実質的に独占的な地位をもつに至っているような企業に対して、最低でも事業ごとに解体するという命令を出すのだ。
なお、僕はこういう状況でも tutanota.com のメール・アドレスを使っていて何も困っていない。なぜなら、僕が tutanota.com のアドレスを使っている用途は、主にメモ代わりのテキストや画像を受信するアーカイブだからだ。メールの場合、送信元をレシーバー側のサーバでスパム扱いするといった嫌がらせはできるが、送信先をセンダー側のサーバで不正扱いするような嫌がらせは殆ど為されていない。