Scribble at 2023-10-10 18:07:28 Last modified: 2023-10-10 18:17:35

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日経BPが隔月で発行してきたオープンソース技術情報誌「日経Linux」が、2024年1月号(2023年12月発売)で休刊する。1999年の創刊から25年で幕を閉じる。

日経Linux休刊 25年の歴史に幕

いやぁ・・・申し訳ない。そもそも、こういう雑誌があること自体、知らなかったわ。もとより、現職についた頃から紙の雑誌は殆ど読まなくなって、せいぜい『日経SYSTEMS』とかテスト工程のムック本とかしか読まなくなっていたから、そもそも UNIX の雑誌すら一度も読んだことがないんだよね。でも、20年に及ぶ Linux のサーバ・エンジニアを何の問題もなく続けているわけで、要はこういう雑誌を全く読まなくてもウェブ・アプリケーションのエンジニアとして、それなりの案件(とは言いつつも上場企業案件だが)を担当できるという明白な実例が僕のささやかな業績だ。

もちろん、こういう雑誌が無くても仕事はできると言いたいわけではないし、ましてや僕のレベルなら無くてもいいと言いたいわけでもない。寧ろ、こういう事例を安易に取り上げて、雑誌や本を読まなくてもオンラインのリソースやインチキな「自称 Linux マニア」のブログ記事を読むだけでまともなサーバ・エンジニアになれると思ってもらっては困ると言いたい。IT ゼネコンの場合は(どのみち官公庁案件の入札条件として犬でも案山子でも有資格者がヘッド・カウントできればいい)会社から金が出るだろうから LPIC の勉強が出来るし試験も受けさせてもらえるだろうが、それ以外の企業や個人事業主では相当な財務の覚悟をしなければ LPIC の勉強時間を捻出したり RedHat の資格試験の費用など簡単には捻出できないだろう。でも、その程度の勉強をするには、資格試験用のテキストを購入して通読したり、あるいはこういう雑誌で色々な話題や分野の実例を眺めるというのも有効だと思う。なにせ、ブログ記事なんかとは違って、デタラメなことを書くと次からはお呼びがかからないのだから、上場企業の情シス部長とかが日経などから頼まれて書くクズみたいなエッセイとは違って真面目に書かなくてはいけないので、内容はそれなりに信用して良いはずだからだ。

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