Scribble at 2020-11-30 17:25:10 Last modified: 2020-11-30 17:26:37

本棚の天井に積んでいた文庫本の半分くらいを段ボール箱へ詰めた。まだ4割くらいは入るので、更に足してから古本事業者に引き取ってもらおうと思う。読みたいという人がいればいいので、引きとってもらう代金は幾らでもいい。博多には知的障碍者が働いている古本事業者があって、そこなら送るだけで引き取ってもらえるようだから、逆に通常の古本屋なら拒否する学術書や洋書を扱ってくれるかもしれない。実際、哲学どころか自然科学の洋書ですら、多くの古本屋は「そんなの誰も買う人がいない」と言って引き取らないことが多い。偏差値60台以上の四年制大学が近辺にある古書店ですら、現実にはそういうものだ。

僕が神戸大で TA をやっていた《世紀末》の記憶でも、院試を受けるような学生がやっと洋書を手に取るくらいで、大半の学部生は洋書どころか教科書以外の本を買って読まなくてはいけないという事実にすら不平を垂れ流していたものだ。そんなわけで、僕が豊中市の蛍池は伊丹空港の傍にある第一パンの工場へバイトに行っていたときも(それは僕が修士の頃だった)、出勤時刻が遅くて23時頃の光景だったためか、阪大の学生と思われる連中が「そんな洋書を読む奴なんて、いまどきいるの?」とか、はんぶんケツを出してるような女とヘベレケになって阪急電車に乗っていたのを思い出す。おそらく、そういうクズでも阪大を出たら JR 西日本とかパナソニックとか大阪ガスとかに入って、僕と同じくらいの年代なら現在は部長くらいにはなっているだろう。もちろん、下請けと毎日のようにキャバ嬢のケツを触ってるようなクズ部長だろうが。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook