Scribble at 2023-05-09 18:03:49 Last modified: 2023-05-09 18:12:28

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出る順で最短合格!英検®準1級単熟語EX 第2版 (英検最短合格シリーズ)

先に説明したとおり、今日はジュンク堂で久しぶりに本を買った。『姿勢の教科書』と、そしてもう一冊は『出る順で最短合格!英検®準1級単熟語EX』(第2版、ジャパンタイムズ出版 英語出版編集部、2023)だ。僕はスマートフォンのアプリケーションやオンライン・サイトのテストなどでチェックすると、だいたい TOEIC にして800点ていどの語彙があると判定されることが多い。TOEIC のスコアで800点だと、おおよそ英検では準1級である。実際、英検の単語集で「2級」に対応するものは、大半の単語を知っているので買いたくない。

もちろん、どういう単語集だろうと僕の語彙に合わせて作られているわけではないから、何を買おうと僕が知ってる単語がいくらか含まれているわけだが、その比率が少ないものを買わないと無意味である。よく、単語集としてどういう本を買えばいいかという話題で、自分の知らない単語が多すぎるとやる気がなくなるので、知ってる単語があったほうがいいなどと馬鹿なことをアドバイスするやつがいる。そんなやつの言うことは聞かなくてもいい。およそ勉強とは知らないことを知るためにやるのであって、わざわざ金を出してまで買った単語集に知ってる単語がたくさん含まれているほど、その買い物は無意味になるのだ。

それから、知ってる単語でも別の意味を学ぶ機会になるから、知ってる単語が含まれていてもいいと言う人もいる。確かに、単語には複数の意味があるから、一つの意味だけを知っていればいいというものでないのは確かだ。でも、僕はそういう意見にも反対だ。まずは多くの単語を知って語彙を増やす方が、どう考えても優先である。ありふれた単語でも重要な別の意味があるなら、どのみちそれはいやでも知ることになるのだ。わざわざ自分が知ってる単語が重複してたくさん掲載されている単語集を買ってまで知るようなことでもないのである。そして、そういう別の意味というものは派生するパターンが限られており、簡単に言えば比喩としての derivation であるか、皮肉な反語としての derivation である。それ以外の特殊な意味は、歴史的な経緯でたまたまそういう意味で使うようになったというだけであり、そういう特殊な意味はアメリカ人でも知らない人がいたりするものだ(日本語だってそうだろう)。そんな特殊な意味があるかもしれないからといって、have や get の些末な用法をあれこれと詮索する暇があったら、語彙を増やす方を優先するべきである。

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