Scribble at 2023-05-09 19:26:08 Last modified: 2023-05-09 19:27:08

国内の哲学系のブログから RSS をフォローしていたりするわけだけど、たまに記事のタイトルを見て下らないなぁと思うテーマがある。誰とは敢えて言わないし、当人がどういう議論をされてるのかは分からないので、テーマについてどんな態度を取ってるかは分からない。でも、話題として取り上げること自体が馬鹿げてるようなテーマもあるんだよ。

僕が広い意味での哲学専攻だったのに、倫理学、特に応用の議論が下らないと関西大(修士)でも神戸大(博士)でも明言していたのは、たとえばこんなことを議論してるからだ。ヒトと他の動物のキメラは、生きてるときは「人権」があると見做されるかもしれないが、死んだら食えるのかどうか、みたいなことを喋ってるからなんだよな。これって、要するに人間は丁寧に扱って犬畜生(当時は黒人も含まれた)はどうでもいいっていう300年前のヨーロッパ人の理屈について議論してた連中と何が違うのかね。

俺はね、ふだんからスーパーに買い物へ行ったときに、鮮魚売り場で並んでる魚を眺めていても、たまに気の毒に思うことがあるよ。だって、まかり間違えば『プレデター』に登場する未知の生物が利用するスーパーがあったとすると、そこの「鮮人売り場」に田原俊彦の顔や近藤真彦のチンチンが並んでたっておかしくないわけだろ? 人が一方的に他の生物種を取って食ってるのは、ただの歴史的な偶然にすぎないのであって、論理的な必然性なんてねーんだよ。そんなことも分からずに倫理学者というのは物事の是非を議論してるのかって話じゃん。

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