Scribble at 2023-04-17 10:07:34 Last modified: 2023-04-17 10:10:13

添付画像

When I first learned about Fourier series and integrals, I hated it because it seemed like a collection of many ad-hoc definitions, formally related but very different.

Generalizations of Fourier analysis

ただいま小休止している「組合せと場合の数」について論説を書こうとした動機は、もともとは上記の記事と似たようなところにあった。とにかく、数学者の説明というのは非論理的で、彼らが数学を科学よりもアートだと自嘲気味に言うことはあるが、まさにそうだと思う。数字や式やグラフを扱っているせいで科学っぽい印象を与えるけれど、僕からすれば数学は単純で明解な理屈でやっている学問というよりも、そういう明快さへ至るまでの、雲を掴むような足元の覚束ないところでもがいているような姿だという気がしている。ただ、それは数学の対象がデタラメだったり不明確だからではない。

しかし、その対象に取り組んでいるのは人である。数学者が順序だててものごとを説明できるという保証はなく、実際に数学の本の多くは支離滅裂でデタラメなものばかりだ。未定義の言葉を使って説明したり、根拠のない論理の飛躍があったり、博士号をもっていない限り誰も分からないような証明の省略をする。そして、それを何か思想として深遠なことをやっているかのような、自己欺瞞としか言いようのない通俗書が文学としてもてはやされていたりする。科学哲学者として言えば、数学には、中等教育までの教員も含めて、デタラメなことをやっている連中が多すぎる。

フーリエ解析についても、かなり前にブルーバックスの入門書を批評したように、そして上記のページが書いている通り、「わかりやすい」というだけの場当たり的な定義とか説明が山ほど乱造されていて、あーでもない、こーでもないと、おまえ本を書く前に色々と説明を試してからにしろよと言いたくなるようなものが乱造されているのが現状だ。そして、僕が当サイトで公開している場合の数もそうだし、これから公開する予定としている対数については、更に明解な説明が欠落したままだと言える。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook