Scribble at 2022-02-08 10:41:19 Last modified: unmodified

Linux の X.org というかデスクトップ環境を使わなくなって、もう何年くらい経つのだろう。たぶん最後に使ったのが Kali Linux のデスクトップ環境だから、4年くらい前だろうか。あれは Gnome なのか、KDE なのか、記憶すら乏しい。もちろん、2000年代の初頭には色々な Linux のデスクトップ環境をディストリビューションの上で動かしていたことがある。そもそも 32 ビット用 Windows の「互換シェル(shell replacement)」として開発された LiteStep こそ、Windows で Linux のデスクトップ環境を再現するためのプログラムだったのだ。

しかし、それから暫くして Linux をサーバとして仕事に使うようになると、もちろんウェブ・サーバやデータベース・サーバという用途なので、グラフィカルなデスクトップ環境は不要のまま運用に慣れてしまい、会社でもテスト用に Linux のマシンを構築したら、そのまま Windows からターミナル・ソフトウェアで ssh 越しのログインが当たり前となった。さらに IaaS や PaaS として Linux の VPS なりクラウド・インスタンスを利用する状況でも、デスクトップ環境をクラウドでわざわざ使うという事例もなかった(いわゆる thin client は利用したことがない)ので、ほぼデスクトップ環境を使う理由はなくなっていた。Kali Linux をノート・パソコンへインストールした際も、あれは当サイトで Kali Linux のページを公開する挿絵としてデスクトップのスクリーンショットを撮影するためだけに、デスクトップ環境をセットアップしたようなものだ。

というわけで、久しぶりにウィンドウ・マネージャとかデスクトップ環境の話題が出てきても、あまり要領を得ない。Hacker News でも KDE の tiling の話題が出ていたが、こうして Windows のデスクトップ環境で作業している身としても、あまり関心の湧かない話である。何日か前にも書いたが、僕はウィンドウの tiling という機能に全く興味がないからだ。そもそも、それによってウィンドウを決まった大きさと位置に〈固定〉できるわけでもないのだし、不意にタイトル・バーを掴んで動かしてしまったり、何かのショートカットを叩いて tiling を乱してしまったりと、そういうリスクに神経を払うこと自体が面倒臭いと感じてしまう。

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