Scribble at 2022-08-25 18:03:38 Last modified: 2022-08-26 00:05:52

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There are four c-words that have become very problematic: content, culture, community, and creator.

he Four Dirty C-Words of the Internet

言いたいことはわかるんだけど、この記事を公開してるお前さんがやってること(この無駄に巨大なキー・ビジュアル画像)も、たいがいだよな。

で、本題に戻ると、記事の筆者は「コンテンツ」、「文化」、「コミュニティ」、そして「クリエイター」という英語の頭文字が "c" で始まる四つの単語について、胡散臭いと言っている。ゆえに、これらを組み合わせた "creative culture" とか "contents creator" とか "creative community" とか "culture of community" なんかも、かなり胡散臭いということになろう。ただ、これらの言葉や概念が全て胡散臭いのではなく、それを正確に理解してはいない馬鹿が胡散臭いのだ。経済学や社会学の読み物で続々と出てくる、クズみたいに安易な連想ゲームに近いところで捏造された概念とか、特定業界や為政者・官僚への忖度やスケベ根性丸出しの概念などはあるが、少なくとも文化やコミュニティは語るべきものを持っているだろう。

コンテンツとクリエイターは、確かに重視するべき価値をもっているとは限らない。そういえば、かつて富野由悠季氏も「『コンテンツ』なんて言葉を使うことが自体がおかしい」という主旨の発言をしたことがあるはずだ。コンテンツすなわち誰かに伝えるべき内容がそもそもない文章とかアニメとか写真なんて、そんなもんあるわけないだろうということである。もしそんなものが文字列とかイラストとかデジタル・データとして存在するとしても、それらはキチガイが書いた文字の羅列だったり、セル画をでたらめに並べた動画だったり、カメラを落とした瞬間に勝手に〈撮影〉されただけの真っ黒な写真であろう。そういうものと比較して、自分たちの仕事が良いの悪いのと議論すること自体がレベルの低い暇潰しでしかあるまい。

また、僕が昔から揶揄しているように、少なくとも会社でデザインに従事している社員を捕まえて creator と呼ぶのは、われわれを指さして「おまえは人間、おまえも人間、そしてお前も人間!」と言っているようなものではないのか。あるいは、何らかの尊称として使っているとしても、別に誰も嬉しくない。なぜなら、勝手に名乗ったり呼べるからだ。何かの賞を受けたとか、国家資格というなら分からなくもないが、オンライン・サービスやスマホのツールに生活時間の大半を注ぎ込んで動画や音楽や漫画を制作してるガキを「クリエイター」などと呼んだところで、それはつまりしょーもない子育て情報サイトで繰り返されている「マシュマロ・テスト」と呼ばれる非科学的なデタラメと同じ話でしかない。時間さえかけて集中したらいいものができるなんてのは、はっきり言ってブルーカラーの評価基準だ。そんなもんはガキの多くがそうであるように、働く必要もなく、引きこもって学校に行く必要すらないなら、誰でも時間をかけたなりのものはできるのである。

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