Scribble at 2021-07-27 19:18:46 Last modified: unmodified

さきほど新型コロナウイルスのワクチン接種について、府の予約サイトにアクセスしてみた。すると、明日の予約だけ「△」で、まだ予約できるようだ。そして来月の予約状況はどうなのかと8月の予約カレンダーを見てから元の7月の予約カレンダーに戻ったら、既に明日の予約状況は「✕」になっていた…こんなことを毎週やってるうちに、「もう残り物のワクチンでいいや」となって、そのうち予約が逆に余るのかな。なぜなら、ワクチンの接種者が増えると当然だが抗体をもつ人が増えるため、感染のリスクは自然と下がってくるからだ。大多数の他人がワクチンを接種することによって、他人からウイルスに感染させられる(それ以外の経路があろうか)リスクがひとりでに下がるのだから、自分自身がワクチンを接種するインセンティブもどんどん低下する。そのうち、もう自分が打たなくてもいいという状況までくれば、最初から副反応を気にして接種しない人と、ワクチンを打たなくても感染するリスクが低くなったので、もういいやという人が一定の割合で残ることになる。もちろん、それらの人々が次の流行を発生させる元凶になる可能性はあるため、できれば接種できる人が全てワクチンを打てた方がいいのだけれど、得てして早いもの勝ちの競争に負けると「そんな競争をしても意味がない」と不貞腐れてしまい、ゲームに参加すること自体を時間の無駄だとか既にリスクはなくなったと言って軽視したり無視する人が出てくるのだ。

よって、生死に関わるかもしれない問題を単純な早いもの勝ちの競争で解決するなどという施策は、僕には極めつけの愚行としか思えない。社会主義国のくせに、なんで統制の取れた接種スケジュールを計画できないのか。

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