Scribble at 2024-12-11 09:51:34 Last modified: unmodified
記事の内容については興味がある方は読めばいいと思うけど、まぁとにかく「メディア」と称する営利もしくはボランティアであっても相当な時間や労力を費やしている事業と言ってもいいような活動で支えられているサイトは、はっきり言えば金が必要なのである。しかるに、もうオンラインでマネタイズするには広告を掲載するか paywall にするしか選択肢がない(寄付を募るだけで済むなら、インターネットなど普及する前からでも財務的な問題はなかろう)。でも、こういうサイトを公開し情報を配信することが、およそ広報なり成果の報告なり、そして実質的には自分たちの活動の広告でもあるからには、コンテンツを見せないというわけにもいかず、多くのサイトでは paywall を導入できないしすべきでもないと考えていよう。すると、やはり残る選択肢は広告を掲載することだけとなるのだが・・・これはいかにもという感じがするな。記事を読ませたいのか、広告を見せたいのか、まるで「広告を宣伝する」サイトのように思える。
そもそもね、サイトの運営資金がどうと理屈を言う人はいるんだけど、僕には筋違いに思えるんだよね。僕らが、たとえば西洋中世の研究という彼らの「活動」をサポートするというとき、僕らは彼らの研究をサポートしたいと思って募金したりするのであって、何もサーバ代をサポートしたくて募金するわけではない。確かに組織としては「活動」の一貫だから募金を求めたいという動機や目的はあるんだろうけど、別に彼らの活動成果がウェブ・ページでなくても出版物として出たらいいのだ。逆に言うなら、自分たちの研究成果を正式に公表する媒体がウェブサイトであるというなら、全ての成果をオンラインで発表するべきなんだよ。こんな WELQ 学生が書くような「記事」じゃなくて、ちゃんと学術論文の水準と体裁をとってだ。でも、その場合にコンテンツを無料で公開してしまうと寄付しなくても成果へフリーライドされてしまう・・・なんてことを考えているようでは、ネットありきの状況から脱して活動することもままならなくなるわけで、なんだかんだ言っても広告業界が用意した set-up での theme-setting という詐術に振り回されるだけだと思う。