Scribble at 2021-10-15 15:17:12 Last modified: 2021-10-16 20:42:23

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昨日も出社して、プライバシーマークの審査で使う帳票類は殆どを準備し終わった。もちろん、年次計画でこれから作成する予定の記録類を先に作れるわけがないから、そうしたものは敢えて何もしないし、それが当たり前だ(コンサルに捏造させて審査を通過している多くの会社ならともかく)。よって、弊社では11月に内部監査を実施するのが恒例であるため、これらは来月に〈本当に〉内部監査を実施してから作成する。そして、そうするのが当たり前である。年間の報告である「マネジメント・レビュー報告書」などは期末にレビューを実施してから作成する書類なので、これらはそもそもプライバシーマークの現地審査が終わってから作成する日程だ。

さて、そうした作業を午前中に終えて(普段から使っている帳票を整理するだけなので、別にこんなことに何日も費やすわけがない)、雑用をあれこれとやってから、休憩を取ったのが14時過ぎだった。もちろんフェスティバル・プラザのインデアンカレーへ行こうと思って歩いていくと、意外に14時台でも店内が混んでいて、さすがに入るのは止めておいた。そして、ペンの替芯や会社で使うノートを探そうと思っていたので、事務用具を置いている「アンエイ」という店へ行くため、そのまま肥後橋へ出て土佐堀通を西へ進んだ。僕が勤める会社は、いまのテナント・ビルへ移転する前は四ツ橋筋の西側にテナント・ビルがあったため、アンエイへ行くなら NTT DATA の前を通って田蓑橋を渡り、関西電力本店の前を南へ進むと土佐堀通の交差点からすぐの場所にあった。でも、いまは肥後橋から歩くようになったので、アンエイまで意外に遠く感じた。

ようやく到着して、まずはボール・ペンを物色したのだが、まず困ったことに「シグノ307」がない。替芯どころかシグノ 307 そのものが全く置いていなかった。その代わりに Uni-ball の新製品や SARASA の更に色が濃いという新製品が置いてあったけれど、さほど興味はなく、シグノ 307 がないという事実でショックだった。先日も、堂島アヴァンザのデルタという文具店からシグノ 307 が無くなったと書いたが、どうやらこの商品は売れ行きがよくないのか、あるいはユニ・ボールの営業が違う商品を代わりに推してるのか、とにかく手に入らなくなってきている。

もちろん、その理由は分からなくもない。ブログ記事やアマゾンのレビューを見ていると、このシグノ 307 には消費財として微妙な欠点があるからだ。それは、インクの減り方が他のボールペンよりも速いということらしい。確かに、僕もインクの減り方が速いとは思うのだけれど、それはせいぜい他のボールペンと比べて1割や2割くらいの差だと思う。つまり、SARASA や EnerGel が1ヶ月でインク切れになるところを、同じ使い方でシグノ 307 だと1週間くらいインク切れが速いということである。しかし、それがどうしたのか。僕は、シグノ 307 のインクは、そういう点を補って余りあるくらいの品質があると思っているのだけれど、やはり単純に消費財としての文具だと割り切れば、多少の品質は気にせず、長持ちする方がいいという考えでリピーターが増えないということなのかもれない。

なんにせよ、実店舗で手に入らなくなってくるなら、あとはオンラインで替え芯の「UMR-87E」を注文するくらいだろう(ボディではなく、インクがほしいので。ボディは、実は他社のものでも使える)。

ついでで、以下の動画でシグノ 307 に不満が二つあると言われているので、取り上げておこう。

「ユニボールシグノ307 長期使ってみた結果 私には不満がある uni-ball Signo UMN-307」(Nov 7, 2020、 Zig-Zag ch! ジグザグチャンネル!、https://www.youtube.com/watch?v=vf2ZPmUlNzA)

二つ紹介されている欠点のうち、二つ目の「インクが早く減る」という点については、既に紹介した。同じくインクの減り方が速いと EC サイトに感想を書いている人はいる(また、The New York Times で公開されたボール・ペンのランキングでも、こういう点が災いしてか候補にすら上がっていなかった)。これは或るていどは事実なのかもしれないから、コスト・パフォーマンスを気にする方にとっては痛い欠点だろう。そして、一つ目の「書いた後からでもインクが擦れてしまう」という点については、少なくとも僕の経験に照らすと全く分からない。これは単に紙との相性かもしれないし(毎日のように書いているのは「ほぼ日手帳」だが、書いた直後ならともかく、書いて暫くしてからインクが擦れたことはない)、汗をかいた手で文字の上から紙を触れば、どんなインクでも多少は擦れるだろう。たとえば、昔の古典インクを使っていた〈本物のモンブランのインク〉なら削りでもしないかぎりインクが表面から離れることなどないが、顔料インクなんてどれも紙との化学反応の機序は同じであり、固着する力は大して変わらない調整の範囲だと思う。

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