Scribble at 2024-07-30 20:17:55 Last modified: unmodified

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本日は出社していて、用事の一つが(上の本とぜんぜん関係ない話だから飛ばしてもいい)セキュリティ・ドアのシステムである Akerun のカード読み取り機が壁から脱落してしまい、近くのダイソーで金具やネジでも買おうと思って会社を出たのだが、堂島地下センターのダイソーには使えそうなものがなく、他にネジなんて売ってる店が梅田界隈にあるのかと思って、ひとまず大阪駅前ビルに足を向けたのであった。確か、第三ビルの地下にもダイソーがあったはずだと覚えていたからだ。そして、実際に着いてみると、使えそうなものを見つけたので買って返ってきた。そのついでに、同じく駅前第三ビルの地下にある永井古書店さんで何冊か買ってきたのであった。

この学生社から出ている本は、新装版もあるらしいが、僕はこの昔の装丁の方が好きだ。黒地に赤い文字とは、いかにもアクセシビリティに反するスキームではあるが、何か人がいまだに十分な理解の及んでいない話題を扱っているのだという印象を受ける装丁に思えるからだ。たぶん、簡単に言えば「オカルトっぽい」からなのだろう。

さて、二上山という山は大阪府と奈良県の県境にある山で、古くからここで採れる石を使って古墳の玄室が築かれたり、さらに前にはサヌカイトという石が採れるために石器の材料を産出する土地として知られていたようだ。それらの知識は、もちろん僕が考古学を学ぶようになってから知ったことだが、それとは別に小学校から中学校にかけて遠足に出向くことが多かった山でもあった。たぶん、小学生時代から中学生時代にかけて5回以上は登っているような気がする。小学校も中学校も近鉄阿倍野橋駅から近い場所にあったから、近鉄南大阪線の阿倍野橋駅に集合して、二上山駅で降りる。そこからクラスごとに続々と登り始めて、昼食を雌岳で採ったら、降りるときは當麻寺に向かう。そして、当麻寺駅から阿倍野橋駅まで戻って解散である。実は、同級生の中には当麻寺駅と阿倍野橋駅の経路上に家がある者もいて、それこそ当日は自宅がある駅を何度も通過するという無駄なことを繰り返すわけだが、そんな事情に配慮するほど学校というのは甘くない。ともあれ、小学生でも引率されて登っている山なので、さほどハイキングや登山としては難しくない山である。そして、たいてい高い方の雄岳から雌岳が見えたので、登っていたのは秋から冬にかけてだったのではないかと思う。そういう秋の山らしき様子がうかがえる記念写真を持っている。

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