Scribble at 2022-08-02 17:42:57 Last modified: 2022-08-02 17:45:36
さきほど制作部門の部長から教えてもらったのだが、モリサワは新サービスへ移行するとのことだ。説明にあるとおり、今年の10月から "Morisawa Fonts" としてライセンスの内容が変更となる。従来の "Morisawa Passport" からの移行については、既存の顧客としてどういう手続きをするか、正式にリリースされてから検討することになるだろう。ともあれ、うちは9月が更新月なのでリリースよりも先に Morisawa Passport としてライセンスを更新しなくてはいけない。
新しいライセンスは、簡単に言えば従来の Morisawa Passport がマシンに紐づいていたのに対して、ユーザに紐づくようになるということだ。常時接続の環境が当たり前となり、またライセンスの取り回しについてもクラウドを利用することが管理側でも楽だし、おまけに新型コロナウイルス感染症の蔓延でリモート・ワークする機会が増えたユーザから複数のマシンでフォントを利用したいという要望があり、実際にモリサワでは複数のマシンにライセンスを登録できるような措置を取っていたけれど、それを正式にサービス内容としてサポートするというわけである。
数年前までは、ライセンスを抹消するのにフォントの削除証明ファイルを生成したり、ライセンスを抹消するマシンについての情報をファクシミリで送付するとか、官公庁のような会社だったのだが、ようやく10年くらい前のネット・ベンチャーのレベルになった(もちろん、本物の IT 人材である俺に言わせれば、このていどで「DX」とかいうのは許さない)。