Scribble at 2022-12-06 20:18:50 Last modified: 2022-12-06 20:20:00

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Between Eternities: and Other Writings

Javier Marías Franco というスペインの作家がいたという。今年、新型コロナウイルスに感染して肺炎で亡くなったらしい。それもあってか、たまに彼の作品がアマゾンで表示されるため、小説は難しいのだけれどエッセイなら少しは読めるかもしれないと思って、上記の作品を手に入れた。気の毒なことだが400円にも満たない値段で投げ売りされていたという事情もある。実際に目を通してみると、彼自身が英語で書いたわけではなく翻訳なのだが、かなり読みやすい随筆集である。

なお、日本語訳の作品も幾つかあるようだが、数冊といったていどだ。そもそも小説を読む人の数が、色々な媒体で言うほどには多くないし、小説を買って読むという人でも毎月のように単行本を買ったりはしない(それに、そんなお金ないし)。なので、成人の中で単行本の小説を買って読む人の割合なんて10人に1人もいればいい方だろう。ましてや海外の作品、さらにはスペイン文学ともなれば、よほどの偶然でもない限り、わざわざ探してまで買って読む人なんて10,000人に1人もいまい。いや、そもそもアメリカの文学作品ですら、そんなに読まれているとは思わないんだよね。トウェインとかフォークナーとかスタインベックとかケルアックとかサリンジャーとかアップダイクとかオースターとかピンチョンとか、本当のところそんなに読んでる人がいるとは思えない。

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