Scribble at 2021-08-08 08:46:46 Last modified: 2021-08-08 08:49:31

やはり半日ほど出社すると通勤時間や買い物で余計な時間を使うからか、本を読了する時間がとり難くなる。金曜日は『人を助けるとはどういうことか』が二回目の通読だったにも関わらず、読み終えるのに土曜日までかかってしまった。

ただ、この本は他のビジネス書とは違って社会学や社会心理学の応用として展開されている著作なので、参考文献は少ないし中身は学術書と違う文体ではあるが、読み通すのに注意を払うべき点が多かった。それに、数少ない参考文献として紹介されている、社会学のシカゴ学派(第3世代以降)が提唱したシンボリック相互作用論を援用していることから、「私の経験によると」云々といった、丁重に伺うべきではあるが大半は御託にすぎない経営書とは一線を画している。よって、ビジネス書を集中して読み始めてから10日以上になるが、本書はひとまず手元に残しておく予定だ。(これまでに読了した他のビジネス書は、予定通り古本屋に引き渡す。)

かなり急いで読み切ったので、本来は2日ほどかけて丁寧にメモをとっても良かったと思う。そして、こういう著作が今後は幾つか控えているのは、買い集めた本人なのだから分かっている。それらを原則として1日で読了するという機械的なスケジュールで〈情報処理〉してもいいかどうかは、原則を改定するべき理由として納得ゆくものがあれば再考しよう。たとえば、『世界標準の経営理論』(入山章栄/著)のように800ページを超える本を始めとして、そもそも1日で急いで読み切る必要があるのかどうか疑問があるものも多々あるからだ。

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