Scribble at 2024-07-05 17:35:09 Last modified: unmodified
この前の Windows Update で妙な変更が加わってるんだけど、その一つがスタート・メニューのアカウント画面だ。スタート・メニューをクリックして展開する、馬鹿みたいに余白の大きなパネル状の UI コンポーネントは、左下にアカウントのメニューがあって、いまログオンだかログインだかサインインだかしているアカウントの名前があって、ここをクリックすると、以前はすぐにサインアウトしたりアカウントを切り替えるメニューがあったのだが、先ごろの Windows Update 以降はアカウントの情報を表示するというだけの名刺みたいな UI コンポーネントが表示されるようになった。そして、サインアウトしようと思えば、右上の「…」という、非常に気づきにくい、殆どこのメニューへのアクセスを邪魔する意図があるのではないかと思えるような UI 要素を、いちいちクリックしないといけなくなっている。
なんのためにこんなことをするのだろう。そもそも、この余白の広いスタート・メニューの UI コンポーネントにしたって、タブレットや、あるいは Surface のようなタッチ・パネルのラップトップでも共通に扱えるように、いわゆる mobile first な設計だからこそではなかったのか。こんな、明らかにモバイル・デバイスではアクセスが難しい UI コンポーネントを採用して、何がしたいのだろう。Microsoft って、開発者向けに UI デザインのガイドラインとかを作って MSDN なんかで公開してるわけだけど、マイクロソフトこそがガイドラインを率先して無視しているようにしか思えないんだよね。