Scribble at 2024-05-17 17:15:54 Last modified: 2024-05-17 17:17:25
色々な人権について取り上げているテキストだ。既に第4版が出ているので、これはアマゾンの商品ページにはリンクしない。それに、本書は列挙されている範囲では参考になる記述もあるにはあるが、その列挙されている項目に決定的な欠落がある。まず、本書が扱っている項目を紹介しよう。
・労働と人権
・環境と人権
・医療と人権
・刑事手続と人権
・報道と人権
・外国人の人権
・子どもの人権(文科省の役人でもあるまいし、なんで「子供」と書けないのか)
・女性の人権
・消費者の人権
・国際社会と人権
すぐに気がつくと思うが、人権について考えるときに目配せして当然の、「障害者の人権」、それから「差別と人権」という二つの大きなテーマが欠落している。これは、雑な副読本としてすら許容範囲を超えていると言わざるをえない。学校などで採用すべきではないと思う。この後に第4版など改訂版が出ているようだが、どう改定されているのかは分からないので判断を控えておくが、少なくともこの第3版は、不足が分かっていて読める人を除けば、お勧めしかねる。