Scribble at 2020-08-15 09:38:58 Last modified: 2020-08-15 09:44:00
新しい書体のプレビューを眺めていたのだが、どうもこう座りの悪い書体だ。通常のスタイルだと、水平軸と垂直軸の線の太さが僕にはバランスを崩しているように見えるし、イタリックのスタイルを眺めると、なんだかエンドウマメを眺めている気分になってくる。ラテン系の言語では似合うのかもしれないが、せいぜいフランス語圏までしか通用しないと思う。英語で使うと、18世紀の南部にいたであろう、イギリスの貴族にコンプレックスを抱いている奴隷地主(ということは、要するにフランスの貴族にコンプレックスを抱いているということだ。イギリス人とはそういう人々である)が好むような書体である。