Scribble at 2025-09-03 15:20:37 Last modified: 2025-09-04 07:15:26
昔から色々と使ってみてはいるものの、僕は結局のところ、コースターというものを使う気になれない。ずいぶんと礼儀の劣った話ではあるが、どうもあんなものを使ったところでリスク対策にならないばかりか、却って僕には飲み物の容器を扱い損ねる原因になってしまうからだ。
簡単に言うと、これまでたくさんのコースターを使ってきて、多くの場合にカップを持ち上げるときに底の水滴などによる表面張力で、カップと一緒にコースターまで持ち上がってしまう。すると、カップだけを持ち上げているつもりが別の何かを右手の小指に感じて、かなりの割合でびっくりしてカップを落としそうになる。これが耐えられない。
実際問題として、コースターがあろうと腕の扱いを間違えたらカップを倒してしまうリスクは常にある。そして、コースターがあるとカップの底に付いた水滴が机やテーブルに付かないという利点は分かるものの、そんなものは拭けばよいだけである。コースターを置くことで占拠されるテーブルの一部が、実質的に作業スペースとして死んでしまうことのほうが困る。必要に応じて水滴を拭き取れば済むスペースを、常にコースターを置くことで使えなくしてしまうのだから、どちらを優先するべきかについて、僕の判断は決して異常なものではないと信ずる。
また、僕は10年に1回もコップを倒すようなことはしないのだが(たいていの人はそうだろう)、もともと僕はコップなどをすごく狭い場所に置いていて、手がどう当たっても倒れようがないところに置くので、何の心配もしていない。コースターが必要なのは、それこそ気取ったレストランでワイングラスのように不安定な形状のグラスを使うとか、そういう特殊な(そして僕の生活や人生において殆ど無縁な)シチュエーションにおいてだけであろう。腕や体がどう当たってもカップやグラスが倒れてしまうような、テーブルの中央に置くとか、そんなことをするからいけないのだ。