Scribble at 2024-05-22 12:42:40 Last modified: unmodified

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https://twitter.com/BobbyAllyn/status/1792679435701014908

入社ガイダンスの次に、生成 AI の利用についてガイドラインを策定する予定がある。この一件を見ても分かるように、はっきり言えばリスクの主体は生成 AI なんかじゃなくて、それを使う人間なのだ。よって、ガイドラインは生成 AI をどう使うかとか、どう設定するかという手続き的・技術的なことだけにとどまらず、発想だよな。つまり、迂闊な人々だけではなく、能動的な、つまり何とか手抜きして見てくれだけ言葉と図を並べたプレゼン資料を作ろうとか、営業相手を「ロジック」とやらで騙くらかしてやろうとか、そういうスケベ根性で生成 AI を使うような連中にリスクがあるんだよ。

同じことは、生成 AI を提供している側にも言えるわけであって、僕らが正しく運用していればいいというだけの問題ではないからこそ、このほど EU で強力な規制が出てきたような反応が生まれる。こういうのに、殆ど脊髄反射のように「規制はクリエーティブをどうのこうの」と不平を言う日本の無能な東大卒の小僧とかに言わせてもらうと、規制を乗り越えてイノベーションを世に送り出すくらいのパワーと才能がないなら、おまえらは都内のゴロツキから金を集めて起業なんかせずに、出身のド田舎に帰って米で作ってろという話なんだよ。昭和の体育会系っぽいかもしれないが、規制(凡庸な人々が想定するリスクを考慮しただけのハードル)を越えられないような無能はいらんのだ。

それから、この OpenAI のアルトマンって、本当に会社に戻して良かったんだろうかという反省の声が出てくるようになってるよね。一時期は「スター経営者 vs. 穏健な役員会」みたいな対立でものごとを見ていた人が多かったわけだけど、実際にはその役員会の側には、このほど OpenAI を出ていったサツキヴァーのようなスター・エンジニアもいたわけだ。

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