2018年06月23日に初出の投稿

Last modified: 2018-06-23

高知県の歴史的な史料に対する丁寧な取扱は敬服に値する。『土佐國群書類従』や『土佐國群書類従拾遺』といった数々の文献をまとめて出版しなおしており、もちろん原本を読んで厳密な資料批判をする専門家には参考ていどのものになるが、そういう原本においそれとアプローチできない殆どの人々にとっては、こういう書籍が収集・編集されて出版しなおされていることは色々な点で将来の役に立つ。小規模の地方自治体の単位でも、こういうことができるなら一定の予算を確保して実行されることを望みたいし、地元の「名士」を自負するような人々にも寄付を求めたいところだ。銅像を公園に建てたり、肖像画を公的機関のエントランスホールに飾るよりも、遥かに意味がある。

ただ、『土佐國群書類従』や『土佐國群書類従拾遺』に鹿持雅澄の『幡多日記』が収録されていないのは残念な話だ。原本を所蔵されている方が拒んでいる事情があるのかもしれないが、しかし高知県の図書館で検索すると、幡多地区文化財保護連絡協議会というところが編集した『幡多日記』の復刻本らしきものがある。決して例外なしに門外不出の書というわけでもなさそうだ。ともあれ、現地まで行くわけにもいかないので、その復刻本らしきものを高知県の図書館による複写サービスで読んでみたい。

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