Scribble at 2023-09-12 11:00:31 Last modified: unmodified
僕は、万願寺とうがらしの辛い個体を「当たり」と称して歓迎するような人間だが、それでも無闇に辛いものが好きだというわけではない。ここでは何度か書いた話だが、大阪駅前ビルの地下にあった、何代目かの「ハチカレー」に行ったときは酷い目に遭ったという記憶しかない。もちろん、あんなものはカレーとは言えないので、二度と食べないし人にも勧めない。
そういや、現職の会社では僕が入社してから三回ほど本社事業所を移転しているのだが、かつての電通ビルの北にある堂北ビルに入居していた2007年頃は、電通のディレクターが会議室のエリアに大量の食玩を(ケースごと)飾ってたり、インベーダー・ゲームのテーブルが置いてあったりというデタラメな執務室だったのだが、殆ど家に帰らずに仕事だけしていたような頃があって、僕がバック・エンドの一式で開発を手掛けた「さよなら0系新幹線サイト」の案件も、その時期にやった仕事だ。で、夜になるとピザを注文してみんなで食べたりすることが多かったのだけれど、ディレクターの一人にメチャクチャなやつがいて、こういう激辛の調味料を探して持ってくる。そして、青い色をした奇妙な調味料を持ち込んできたので、わずかに塗ってピザを食べてみると。
たぶん、その時の衝撃とか感覚は、正確には思い出せない。記憶がない。
そして記憶があるのだとしても、思い出したくもないというほどの何かであった。当時は30代後半だったので、まだ救急車のお世話にはならなくても済んだのだろう。いまだと分からない。あんなものは販売するべきはないと思った。