Scribble at 2023-12-11 16:10:51 Last modified: unmodified

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Beeper Miniの提供会社であるBeeperは公式Xのポストでこれに反論、Beeper Miniはメッセージのプライバシーを保ち、暗号化されていないSMSと比べてもセキュリティを強化している。アプリのセキュリティを評価するために、ソースコード全体を相互に合意した第三者に喜んで提供すると述べている(Beeperポスト)。

iMessage互換アプリ「Beeper Mini」、すぐにAppleに対策される

最近は、GAFAM や X が提供するツールだけに頼っているとプライバシーが保てなくなり、彼らの下で商売しているマーケティング屋とかスパム業者に好き放題されかねないというわけで、かような巨大企業とは別の通信サービスなりメッセージング・サービスを提供する会社が続々と出てきている。特に GAFAM がアメリカの企業であることから、そうした alternatives を謳うサービスの起業は GDPR を掲げる EU 圏が盛んであり、僕が利用している Tuta (旧 Tutanota) もドイツの企業が提供するメール・サービスだ。なお、アプリケーションの機能としてはメールだけでなくカレンダーも使える。

但し、こうしたサービスがアピールしている常套句として「通信の暗号化」というのがあるけれど、それだけで何かユーザのメッセージング生活が快適になるかと言えば、そんなことはない。はっきり言えば、通信の暗号化なんて本当のところ利便性とは殆ど関係がない。よって、スパムやフィッシングに対して脆弱であると言われている以上は、通信を暗号化したところでスパムやフィッシング詐欺のメールだって同じ経路で届くのだから、何のアドバンテージもないわけである。

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