Scribble at 2023-12-11 11:54:04 Last modified: 2023-12-13 20:48:24

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プライバシーマークの現地審査を挟んで、何か焦っていたというわけでもないのだが、ここ数日はマウスやトラック・ボールを次々に購入したり使い分けてみたりという試行錯誤をしていたのだけれど、たいへんお恥ずかしいことに、結局はマイクロソフトのオプティカル・マウスという最も安いマウスがいちばん使いやすいという結論に至った。

・MSI のゲーミング・マウスは、ケーブルが硬すぎる。ケーブルの撓りや反動でポインタが勝手に動くので、常に腕や手首でマウスを押さえつけていなければならず、これは腱鞘炎発症機器みたいなものだ。

・無線のマウスは、Wi-Fi だと 50cm も離れていないのに反応が遅かったり、また本機の仕様によりスリープ・モードからの復帰に無断なアクションが必要で、生産性が著しく下がる。そのひと手間のぶんだけ、ゲームでも実際の業務でもリスクが劇的に上がってしまうというシリアスさが、製造業者には欠落していると思う。

・そして暫く使ってみたトラック・ボールだが、やはりポインタの速さを最低に設定しているためゲームで致命的に操作性が低下する。加えて、いくら慣れとは言っても正確なポインタの操作が、どう考えてもマウスより簡単だとは思えない。現実の暗殺者や警察のスナイパーが狙撃銃を使う場合でも、照準を正確に定めたり固定する最重要の機構は、手首や指などではなく腕だ。指の方が腕よりも繊細な動きができるというのは、部位の大きさだけで言っている錯覚だと思う。マウスは、指先や腕で動かしているように見えるかもしれないが、実際には腕の正確な動きを必要とする、手首を支点にした梃子の原理で動いているのだ。だからこそ、世界中のプログラマやデザイナーは、腱鞘炎になるよりも肩凝りや五十肩になる人が圧倒的に多いのであろう。

ということで、ケーブルの柔らかさや僕の使い勝手(そうとうに速く設定したポインタや位置合わせのやりかたなど)を考慮すると、どう考えてもここ数日で購入したデバイスには欠点が多い。確かに、慣れれば使いやすくなるのかもしれないから、トラック・ボールは併用することとしたいが、こういう話になるといつも思うこととして、「では、その『慣れるまで』の生産性の低下は誰が補償してくれるのか」という問題を解決しない限り、しょせんは「使えるようになった!」などと言ってみても、それはどうでもいい仕事に携わってる連中の暇潰しの成果だという話になってしまう。

[追記:2023-12-13] それからトラック・ボールは購入してから一週間ていど使っているけれど、既にボールを回すときに「ゴゲッ」というガタツキが生じるようになった。もちろん、指先でポインタを操作するなんていまだに慣れない作業だから、こんなものをいくら有能なエンジニアであろうと常人の5倍速で動かしているはずもない。ポインタを動かそうとするといきなり音がするため、最初はトラック・ボールの本体そのものが底面でズレているのかと思ったが、そうではなくボールが何かに当たっているようだ。

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