Scribble at 2024-12-24 16:02:16 Last modified: 2024-12-25 06:57:11

これは IT の時代におけるライフ・スタイルという一般論とは別の話だと思うのだけど、社会人で日中に SNS やオンライン・サービスのサイト、いやゲームでもいいけど、とにかく仕事や家事とは別のことに入り浸ってるなんてことは少ないんだよ。いくらリモート・ワークが導入されて、家では仕事もしないで何やってるのかわかんないやつがいっぱいいるとは言われていても、そんなみんながみんな仕事中にゲームしたりエロアニメを観てるわけじゃないだろう。それこそ、副業してたりするだろうし、掃除したり洗濯したり食事の買い物へ出掛けていたとしても、家事だって立派な仕事だ。

もちろん、それが「正常」だとか「当たり前」だと言っているわけではない。いわゆる「自宅警備員」と自虐的に言うような生活をしている人がいてもいいし、それがいけないと言いたいわけでもない。そういう人たちにしても、中にはプラモデルをずっと作ってたり、手芸にのめり込んでいたりする人がいるだろうし、中には自宅警備員どころか家の外で峠を毎日のように攻めている走り屋だっているかもしれない。

何が言いたいかと言うと、日中から X や YouTube に入り浸ってる人たちが、いまどきの20代や30代の平均的な姿だったり若者のライフ・スタイルであるかのような嘘を仮定してネット・ユーザとかネットの「世論」みたいなものを妄想するなということだ。これまでにも大量の研究結果が出ているように、X で騒いでいる連中なんてユーザの 1% にも満たない一部の暇人が騒いでいるにすぎない。そして、そういう連中に対応する企業のアカウントを「神対応」だのなんのと批評しているような手合など、実際にはリスク・マネジメントの初歩も知らない素人だろう。

そろそろ、そういう一部の暇な連中が「はてな」や X や Facebook に書き込むような戯言をいちいち政治家や学者が「意見」だの「言論」だのと過大評価してお化けのように怖がったり、あるいは政治的な目的での強力な根拠であるかのように扱うのは止めたほうがいいと思うんだよ。少なくとも、僕は X のタイムラインなんて5年くらい前から全く見なくなったし、他のメディアで話題になっていたとしても無視しているけど、それで何かについての事実誤認をしたことなど全く無いね。寧ろ、X で片言隻句に右往左往したり噴き上がってる連中の方が事実関係の確認をしなかったり、相手の投稿一つに過剰反応して余計なトラブルを起こしたり、デタラメや陰謀論をばらまいている実害の方が深刻ではないの。

かようにして、先日から何度か話題にしているとおり、色々なソースやメディアに触れておくことが無条件にいいわけではなく、やはりそれにたやすく感化されないための「芯」を持っておかなくてはいけないわけで、それはネットの文章などによっては醸成されないし、自ら考えなくてはいけないことなのだ。そのために必要なのは、検索や AI への質問ではなく、自ら考えたり想像することと自問自答である。そして、そこで重要なのは、ネットのリソースや脈絡とは切り離して自律した観点や価値観や基準をもっておくことであり、そのために最も有効なのが特定の脈絡や目的に引きずられていない、無味乾燥な一般論の読書や勉強なのである。

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