Scribble at 2022-03-07 17:23:02 Last modified: 2022-03-07 17:24:57

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岡山市立オリエント美術館

日本では数少ない、古代オリエントを専門に扱っている美術館のサイトである。もともとは "orientmuseum.jp" という独自ドメインでサイトを持っていたようだが、既にドメインを手放しているらしく、ウィキペディアからアクセスしたら「お名前.com」の営業ページが出てくる(なので、ウィキペディアでは URL を修正しておいた)。ただし第三者が取得する手続きは取れないため、ドメイン・ロックが続いているのか、あるいは GMO がドメインを持ち続けているのであろう。

何が言いたいかというと、独自ドメインをもつ値打ちが特に地方公共団体では下がってきているという話だ。美術館や博物館のサイトは、どんどん地方公共団体のサイトでサブ・ドメインやサブ・ディレクトリとして公開されるケースが増えてきている。もちろん DNS の管理だけ任せておけばドメインの販売代理店にお金を支払って独自ドメインを維持する必要などないわけで、もとから地方公共団体は PR や情報公開に全く予算がないけれど、その傾向がさらに進んでおり、もう年寄りのために紙を使って広報誌を印刷する予算も、そのうち無くなってくると思われる。「デジタル化」とは言うものの、それは得てして「先進的な」情報公開をするためではなく、単に県庁や市役所の広報予算が無くなったから安い方法を選んだに過ぎないという実情で移行するのかもしれない。

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