Scribble at 2020-11-10 08:36:19 Last modified: 2020-11-12 09:25:49
一昨日の朝に実家の父から電話がかかってきた。珍しいと思いながら通話し始めると、「氷がない」と言う。なんだそりゃ? 「冷蔵庫の冷凍室が冷えてない。」ああ、なるほど。「この前、**さんが冷凍室に何か出し入れしてたけど、それと関係あるんかな。」さて、それはわからない。冷蔵庫を使っていた連れ合いに通話を代わってもらって話を聞いていると、要するに冷蔵庫が故障して冷凍できなくなったようだ。エラーを表すランプだか液晶表示だかも出ているという。ということで、冷凍庫の中身を整理したり、新しい冷蔵庫を近くの家電量販店で買い替えるために、連れには実家へ行ってもらっていた。
ちょうど型落ちで同じくらいの容量がある製品を安く手に入れられたので、翌日の朝に配送だけでなく今の冷蔵庫も引き取ってもらった。これまでのナショナル製が 360 リッターで、新しいアクア製が 330 リッターというから、さほど大きさも容量も変わらない。ただし、自動製氷の仕組み(水を入れておくだけで氷が下に貯まる)がないため、あの10個ずつ作る製氷皿を三つほど用意した。必要となれば父が近くの百均ショップで即座に買ってきたらしい。なんで冬場に氷がそんなに必要なのか。当家は全員が酒を飲めないから、別にロックで焼酎やウイスキーをいただくわけでもない。連れによれば、起床して朝食と一緒に用意するコーヒーが熱くて飲めないから、氷を入れて冷ますのだという。なるほど、うちは一家3人とも猫舌という共通点もあった。
それにしても、昨今の電化製品は修理するだけで買い替えるのに近い費用がかかるから(部品一つを半田付けするような修理は、電子部品が多い近年の電化製品では難しいし、そんな知識や技術がある人も少ない。たいていの修理は、物理的なものでない限りは、基盤を丸ごと取り換えるだけだから高額になるのだ)、故障すると買い替えるのが最善の選択になりやすい。そもそも、白物家電の場合は10年近くも使うためにメーカーが交換用の部品や基盤を保管していなかったりもするから、修理不能という場合もある。会社で使っている Bosch のセキュリティ・カード管理システムがそうだ。前回のリース更新のときですら、交換用の部品がメーカーになくなってから既に何年か経つと言われていたので、故障すると終わりである。そのため、このたび会社では Akerun というクラウド管理型のサービスを採用することにした。これなら機器は月額で使っているため、故障すれば翌月に最新機器に取り換えてもクラウドの管理システムは継続して使える。そういや、単身者向けに家具を subscription で提供するサービスは何年か前に知ったのだが、冷蔵庫まではやってないだろうな。個人向けのリースとかもないだろうし。