Scribble at 2020-09-18 19:49:43 Last modified: 2020-09-18 19:57:45
自ら「歩行者役」となり、自宅近くの横断歩道で、渡る前に手を上げた時と、そうでない時の車の停止する割合を比較した。手を上げない時は35%(102台中36台)だったのに対し、手を上げた時は88%(50台中44台)だった。
疑問に感じて実際にやってみたというのは良いことだ。もちろん科学としての統計調査という観点からは色々と言えるわけだが(手を挙げたときと挙げないときの試行数が倍も違うとか、ドライバーが近所の人なのか偶然に通りかかっただけなのかとか、時間帯とか、幾らでも指摘はできる)、実感として手を挙げさえすれば止まる車が多いと感じたら、少なくとも自分の安全にとっては手を挙げるコストが少なければ実践するのが合理的である。その結果をどう報道するかとは別の話なのだが。
それから、記事の中では手を挙げることを「恥ずかしい」と書いているが、信号のない横断歩道を渡るときに手を挙げない他の理由として、通りかかった車がタクシーという場合に、乗車するわけではないといちいち断るのが面倒臭いからという理由もあると思う。僕も何度か経験があるのだが、横断歩道の前で背伸びしたり頭を掻いたり、手を上に挙げるという動作をするだけでタクシーが寄ってきたりする。なので、空いていても横断歩道では何歩分かは離れて立つようにしている。