Scribble at 2023-10-26 08:02:04 Last modified: unmodified
iOS 版でも Podcast Republic という再生アプリケーションが使えるのはありがたいことで、最近は配信番組を新しく見つけるときに日本語とドイツ語とフランス語の番組も含めている。もちろん日本語の番組は大半が碌でも無い拙劣なものばかりだが、無視するほどでもない。なぜなら、フランス語や英語の番組だって、たいがいはくだらないからだ。
中でも、上記で紹介しているようなポッドキャストは意味不明である。Oxford University Press が配信しているわけでもないのに、OALD の何を語るというのだろう。初めて見つけたときは内容が分からなかったので、配信されたエピソードが二つしかないのだが、とりあえず初回のエピソードを聴いてみた。すると、インド人らしき発音の滅茶苦茶な女の子が何か喋りだした。いや、インド人とは限らないけれど、ベトナム人だろうとパキスタン人だろうと、とにかくネイティブの発音ではない。で、実際に聴いてみたのだが・・・なんだこれ? BMW がどうのこうの、なんだか OALD を使ってみた感想を話してるだけなのか。ともかく、子供が試しにポッドキャストで配信の真似事をしてみましたという体裁のガラクタだ。
アプリケーションで番組やエピソードを検索してみればわかることだが、実はこの手の「やってみた」系のエピソードや番組が山のように存在していて、こうした再生アプリケーションが Spotify や Apple に登録されている RSS を無差別にスクレイピングしているため、検索すると相当な割合でヒットする。その多くは、せいぜい多くても5回くらい配信して、飽きるのか、それとも反響がなくて意欲減退するのか、そのまま放置されてしまう。あるいは、どういうわけなのか番組だけは残してエピソードだけ削除するという奇妙なことをやる配信元もある。出演者のギャラの問題なのだろうか。