Scribble at 2021-01-26 10:11:23 Last modified: unmodified

当日の試合を確認したが、ユニホームをデザインする立場から見てもマンUのモスグリーンとリバプールの赤は濃度が似通うので「見分けが付くのだろうか」と感じた。同じピッチ、コートで敵と味方が交わるサッカーやバスケットボールはユニホームの濃淡を明確に分ける必要がある。あの試合で一人でも濃度の類似性にしっかり気づいていれば、混乱を回避できたはずだ。

色覚障害 日本人男性の20人に1人 「限定ユニ」乱造にも警鐘

まったくこの通りで、色覚障害の人たちが意外と多いことを知る必要があるだけではなく、そういう人たちに対応したビジュアル設計を考慮する必要がある。もちろん無闇にあらゆるものへ適用せよなどと言うつもりはない。"universal design" の "universal" とは、"simpliciter" という意味ではないのだ。寧ろ、自称「デザイナー」の大半が色彩心理学の素養を欠いているどころか、大学や専門学校で一端をかじっていたとしても、しょせんは「暖色は落ち着く色であってうんぬん」みたいな占いまがいの理屈を知っているていどのものでしかないという実情を改善する必要を感じる。つまり、どこへ適用するかどうか以前に、適用するべきかどうかの判断をするという動機すら無い人たちが「デザイナー」を名乗っているのが実態なのである。

また、何年か前からやってるのか知らないが、特にプロ野球で頻繁にユニフォームを替えて、一見しただけではどこの球団なのか分からないという状況を続ける愚行は、どうにかならないものかと思う。それこそ、決してもともとの職業を揶揄するつもりはないが、いまのプロ野球は「チンドン屋」だ。

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