Scribble at 2023-07-23 12:34:38 Last modified: 2023-07-23 12:34:51
かつて IE4 から IE5 に代わる頃、マイクロソフトが active desktop という機能を普及させようとしていた。要するにデスクトップを表示するコンポーネントとして IE が使っているブラウザのレンダリング・エンジンを共有しようということだ。よって、これはデスクトップの表示が特定のブラウザのコンポーネントから切り離せない機能となるため、独占禁止法が疑われて Windows からは取り除かれた。それ以降、デスクトップには、ユーザがどこからか拾ってきた画像とか写真とかを貼り付けるという以外の機能は(表向きは)なくなってしまったわけである。
上記のアプリケーションは、紹介されていた Hacker News でもコメントに "It’s like it’s 1997 with IE4 and DHTML again!" とあるように、或る種の懐かしさを覚える(それこそ Java アプレットとか Java Start なんていう「いにしえ」のツールを見るような)ものだが、しかし面白いことは面白いんだよね。かつて Windows 用の互換シェルをあれこれといじくっていた者の一人としては、使ってみたくはなる。
でも、その下にぶら下がっているコメントの言いたいことも分かるんだよね。つまり、「壁紙なんていつ、わざわざ眺めたり『使う』の? 暇なのか?」ということだ。