Scribble at 2024-07-03 19:24:25 Last modified: 2024-07-03 19:31:30
弊社が入っているテナント・ビルのエレベーターで、地下から上がってきた籠に乗り込んだら、誰もいないのに19階のボタンが押してあった。たぶん、1階で入れ替わりに降りた人物が間違って押したのだろう。実は僕も、この間違いをたまにやるので、これはよく分かる。「閉じる」ボタンを押そうとして19階のボタンを押してしまうのである。ちなみに、僕がプロダクト・デザインの責任者なら、たぶん開く・閉じるのボタンをフロアのボタンとは面を合わせずに、わざとズラして配置すると思う。そのちょっとした違和感で、違う用途のボタンだと気づく可能性があるからだ。そして、こういう工夫をする場合、ボタンに色を塗ったり特別なピクトグラムを描いても、実は殆ど意味がないんだよね。なぜなら、そういう間違いというのは年配の人間で、そのエレベーターに慣れている人が起こしたりしがちだからだ。慣れてるからボタンを見ていない可能性があって、しかも僕のようなお爺さんになると、自分で思うほどには腕が上がっていなかったりするわけだ。
ただ、一人で乗っているからさほど気にならないが、途中の階で誰かが乗ってくると気まずいことにはなる。なぜなら、僕一人が乗っている状況で、僕が降りる階と19階のボタンが点灯していることになるからだ。僕のように押し間違えることがあると知っていれば理解もされようが、知っていても「ちっ、間違って押しやがって」と思われるかもしれない。まぁ、それでも大して気にはしないが。だって、その人物が19階で降りるわけでもないなら、19階へたどり着くまでの階で降りるのだから、その後にエレベーターが19階まで上がろうと逆に地下へ行こうと、その人物にとってはどうでもいい筈だからだ。