Scribble at 2022-07-21 17:31:51 Last modified: 2022-07-21 17:34:00
こういうのが好きな人っているよね。ガジェット好きというか。そういうガジェット好きの典型として、多くの人が思い浮かべるであろう人物と言えば、ASCII 系列のメディアに書いている「スタパ齋藤」であろう。昔から色々なガジェットを紹介しているようなのだけれど、正直なことを言わせてもらえば、僕は彼がガジェットの愛好家だとは思えない。ガジェットのユーザという〈実験動物〉として色々なレポートを書いているのは何十年も前から知ってるが、どうしても彼がこういうガジェットを愛好しているようには感じない。
その理由は単純である。すぐに新製品を続々と買って取り換えてしまうからだ。
もちろん、それが仕事なのだと言ってしまえば終わりかもしれないが、ガジェット好きは仕事とは別の生き方や態度だろう。どれほど高性能な新製品がリプレースの対象として発売されようと、自分が愛着を持っている製品は使い続けて、その経緯を記録し、できれば他人にも公開して紹介するということに、没入し拘泥するのが愛好家の姿であろう。つまり、或る意味では「病的」と言ってもよく(もちろん自閉症スペクトラムと関連付けたいわけではない)、それが「良いこと」である保証など何もないわけだが、それを許容する社会でありたいものだというのが「インクルーシヴ」だの「インクルージョン」だのと言われているスローガンの、本気で信じているなら、意味というものだろう。よって、彼が自分自身で「物欲番長」と称しているのは、まことに誠実であり正しい。
ちなみに卓袱台をひっくり返すようなことを書いて申し訳ないが、俺はこんなのぜんぜん欲しくない。