Scribble at 2021-08-27 19:50:31 Last modified: 2021-08-27 21:45:20

添付画像

「IMEステータス」は、Windows IMEやATOKなどの言語変換ソフトウェアの有効状態をアイコンとして表示するユーティリティーソフトです。開発者が目指したのは可動性の高さです。既存のIME状態確認ソフトウェアは、縦書きテキストエディタなど、いわゆる標準のIカーソル以外の状態では反応しなかったり、64bitアプリケーションでは反応しなかったりすることはざらでした。IMEステータスなら、どんなアプリケーションに対しても一目でわかります。これで英文を入力しようとしたらひらがなが入力欄に表示されてイライラ、なんてこともなくなるでしょう。

IMEの有効状態をリアルタイムで確認できるユーティリティーソフト

IME のステータスを表示するソフトウェアを探していたのだが、フリーソフトでは Windows 10 をサポートする適切なものが殆どないと分かったので、IME Status を Microsoft Store で購入させてもらった(PayPal 決済で 120 円)。早速インストールして起動すると、上記の画像でお分かりのように、入力を始める前から IME のステータスが分かる(下記にも紹介しているように、このステータス表示の画像はカスタマイズできる。上の画像は僕が作成したオリジナルの画像を使っている)ので、非常に助かってありがたい。おもむろにタイプし初めて「pひlsし。いんふぉ」("philsci.info" のつもり)などと馬鹿げた文字列を表示してイライラすることも減ってゆくだろう。

なお、このインジケータは幾つかのパターンから表示場所や表示方法を選べる(有償版)し、表示させる画像をカスタマイズできるようだ。もちろん、動作の安定と正確さが優先ではあるけれど、そういう点も便利そうだ。ステータスのテキスト表示だと、小さい白抜きの文字で On/Off としか出ないため、これは僕らのような老人には見辛いから、カスタマイズするならテキスト表示用の画像を入れ替えると思う。[追記:というか、入れ替えた。]

ただし、注意点が一つだけあって、表示場所を「フォーカスした項目」にすると、たとえばウェブページのボタンにフォーカスが当たっても IME Status のステータス表示がボタンに出てくるため、スクリーンショットを保存するときは無効にした方がよいだろう(あと、まだ確認してないが、わざわざ「ゲームモード」を用意しているくらいなので、ゲームの画面にも影響があると思う)。

他にも、アプリケーションの挙動がやや遅くなるが、これはウィンドウに表示されているコントロール・アイテム(ボタンとかエディット・ボックスとか)に対して個別に表示できるかどうかを判定せざるをえないのだから、仕方ない。それよりも、ウェブ・ページで文章を textarea のフォームへ入力するときの IME ステータス表示が確実に分かりやすくなったという利便性が圧倒的に上回る。

[追記] カスタマイズできるとあってはやりたくもなるので、早速だが "panel" をオリジナルの "philsci-panel" という PNG 画像に置き換えて使っている。これは、所定のサイズで作成した 24 bit PNG ファイルを icon フォルダへ置くだけでいい。あとは、IME Status を再起動して、「表示方法の変更」というメニューで使いたい画像を「アイコンファイル」のドロップダウン・メニューから選べばいい。

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