Scribble at 2022-07-18 18:28:37 Last modified: 2022-07-18 18:34:44

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基本書まとめWiki@司法試験板

atwiki というサービスがある。ゲームやアニメのウィキとして宣伝はしているが、内容に制限はないとのことで、こうして旧2ちゃんねるのスレッドから基本書の批評や紹介をまとめてあるウィキがある。無条件に信頼できるわけでもないが、こういうものがあると本を選ぶときの参考になる。そして、いまのところ法律書については僕自身が書店で眺めたり、あるいは自分自身が法律学科の学部生だった頃の印象、そして弁護士の友人から聞いた話などと比べて懸け離れた食い違いはないと思う。

ただ、色々と他の分野についても探してみたのだが、どうも司法試験関連の基本書について運営されているウィキしか、まともなものがない。数学とか物理とかは、本のタイトルが並んでいるだけで何のコメントもないので、はっきり言って信用し難い。とは言え、もともと法学に比べて理数系は後輩や初心者に対する啓発とか指導とか、要するに教育という観点でなにか取り組もうなんていう一般人や学生は殆どいないという印象がある。理数系のブロガーなんて、たいていはアフィリエイターか自分のメモ書きみたいな文章を書く人たちが日本では圧倒的に多いし、他にあるとしても、せいぜい未熟な「哲学」を書く場所がなくて書き殴ってるだけだったりするので、あまり初心者や後学から見て役には立たないコンテンツばかりが量産されている。

ただし、高校までの物理や数学だけは、雑な参考書みたいなブログがやたらと多い。書いている人々の様子を見ると、ペレ出版とかの編集者に見つけてもらって本でも書きたいという「なろう系」の塾講師とかドクター崩れとか理数系ファンが多いようだ。よって、何か啓発しようとか補習塾の発想で公開しているというよりも、一定のコンテンツを揃えて何か学者然とした「体系」のようなものをもっていると思ってほしいのか、あるいはその副産物として本を出版したいとか、何にしても自意識の話に終わるのだろう。

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