Scribble at 2020-09-11 08:00:51 Last modified: unmodified

欧州連合(EU)欧州議会は10日、人権擁護活動をたたえて同議会が贈る「サハロフ賞」の受賞者、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が、同国軍によるイスラム教徒少数民族ロヒンギャ迫害を「容認」しているとして、同賞の受賞者でつくる「コミュニティー」から除外すると発表した。賞自体は取り消す規定がないという。

スー・チー氏を除外 サハロフ賞コミュニティー

いまごろこんなことを発表したところで何の牽制にもならない。そもそも「サハロフ賞」なんて殆どの人が知らないのだから、受賞した事実すら何の権威にもなっていないわけで、これは地球の大気圏から宇宙空間に水の分子が1組だけ放出されましたみたいな話だ。

それにしても、この話題はアムネスティなどが指摘してから既に色々な団体や媒体が取り上げているにも関わらず、殆ど何の進展もないらしい。一説には、もともとアウンサンスーチー氏は「民主」主義者でもなんでもなく、実質的には自分が属している種族の権利回復や自由を訴える人物に過ぎなかったという。たとえば、作家の高野秀行氏が書いている作品では、そういう理解が何十年も前から日本ですら示されていたので、僕もこの人物が果たして自分が自由に活動したいだけなのかどうか半信半疑だった。

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