Scribble at 2024-04-30 20:05:21 Last modified: 2024-04-30 21:07:01
三波にとっての「お客様」とは、聴衆・オーディエンスのことです。また、「お客様は神だから徹底的に大事にして媚びなさい。何をされようが我慢して尽くしなさい」などと発想、発言したことはまったくありません。
いま NHK の「クロ現プラス」でカスハラの番組をやってるけど、いつかここでも書いたように、こういうことって昔からあったんだろうかと考えると、やはり調査するのが難しい事案だろうから、よく分からないところがある。たとえば、故三波春夫氏の「お客様は、神様です」というフレーズを曲解している人々が多いという話は、これに関連して昔から話題となっていて、公式サイトでも上記のように丁寧に誤解を解こうとしているのだが、こういうことをわざわざ報道するテレビ局や新聞社なんてない。
とは言え、カスハラをやる人というのは、こういう「お客様は神様です」といったフレーズを刷り込まれた情弱とかメディアを盲信する愚かな人というよりも、やはりもともと鬱屈したものを抱えているとか、何らかのメンタルの問題やコンプレックスがある人のように思える。そして、おそらくは僕らが想像しているよりも、自分自身の感じたことや考えたことが「間違っているかもしれない」という観点を全くもたない人々というのが、意外に多いのではないかと思う。たとえば大きな失敗の経験がなく育ってきた人だとか、何かにつけて甘やかされて育った人というのは、些細な問題であれば全て他人のせいにしても人間関係が壊れないというラッキーがありえるんじゃなかろうか。端的に言えば、他人に謝罪した経験が全く無くて大人になってしまった人というのは、意外にたくさんいると思う。そして、周りが「この子はこういう子だ」と割り切ってしまって、共働きを言い訳にした放任であれ、あからさまなネグレクトであれ、親がしつけようともしないことだってあろう。そういう経緯で中年くらいまで生活できてしまうと、もう認知能力として柔軟性が低下してしまい、軌道修正が非常に難しくなる。