Scribble at 2025-11-01 19:32:52 Last modified: unmodified

添付画像

スマートフォンのバッテリーを長く使うために、色々と指南する記事がある。もちろん、僕も参考にさせてもらっているし、バッテリーの電気化学的な原理から推し量るに、もっともなことだと思う説明も多々ある。ただ、技術としてバッテリーの設計や製造だけではなく、OS の管理機構も進展するものなので、もう既に最近では通用しないノウハウもある。

その一つが、「充電しっ放しにしておくとバッテリーが劣化する」というものだ。確かに、昔は明らかに目に見えて劣化が早かったのは実感として分かることだから、こういうノウハウをかつて書いた人々を非難しようとは思わないが、いまどき iOS などの電源マネジメントという機構を理解せずに、十年一日がごとく同じことを書いているのは感心しない。

上のスクリーンショットは、僕が業務用に会社から貸与されている iPhone SE 2nd Edition のバッテリー性能を示す項目だ。5年前の機種であり、当社がリモート・ワークへ移行した直後に全社員へ配布した機器なので、当然だが5年の運用を経てバッテリーがどのていど劣化しているかを示している。もちろん、個体によって性能に差はあるだろうが、5年ほど経過してもバッテリーの最大性能は 10 % ていどしか落ちていない。そして、僕は自宅で Lightning のケーブルを常に挿しており、なんなら充電ケーブルを挿したまま電話しているくらいだ。昔なら、このように充電ケーブルを挿しっ放しにすると過充電となってバッテリーが劣化するなどと言われたものだが、ここ数年の iOS は電源のマネジメント性能が改善されており、過充電とならないよう、ケーブルが挿されていても充電そのものを停止するようになっている。

本当に良くないのは、「使う → 充電する」の繰り返しが起きることだ。つまり、充電ケーブルを挿したままで電力を多く使う用途にスマートフォンを使い続けることが、バッテリーに悪影響を与える。したがって、昔も今も、充電ケーブルを挿したままでゲームしたり、あるいは高画質の動画を観るようなことを繰り返していると、もちろんバッテリーの性能は劣化しやすいだろう。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る