Scribble at 2025-11-02 09:29:11 Last modified: 2025-11-02 09:33:56

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Metaは2025年7月に、「成人向け映像約2396本を不正にダウンロードし、AIモデルのトレーニングに無断で用いた」として、アダルト映画制作会社から提訴されました。これに対しMetaは、「当該ダウンロードはAIのトレーニング目的ではなく、従業員やサイト利用者らによる私的な個人利用」だと主張し、AIのトレーニングに成人向けコンテンツを使用していないと反論しています。

Metaがエロ動画をAIのトレーニングに使ったとアダルトサイトから訴えられるも「個人利用」だとして反論

簡単に言うと、IP アドレスから Meta のアクセスだと判明したとのことだが、2018年頃からのデータが示されているので、Meta が AI のトレーニングを始めていない時期に該当するから、トレーニングを目的に動画をダウンロードしたという訴えの根據がないという。そして、それらの IP アドレスは従業員のアクセスであり・・・要するに社内から「個人的な利用」のためにアダルト・サイトへアクセスしていただけのことであると反論している。

当然ながら、ダウンロードした動画を「何に使ったのか」は、通信の記録だけでは立証不可能である。よって、訴えている側は IP アドレスが Meta の AI 開発部署のマシンに割り当てられたことを立証したところで、必ずしも AI のトレーニングに使ったことを立証できるわけではないから、この訴訟は殆ど勝ち目がない。おそらくは、長期間に渡って裁判を続けられるのが嫌なら何らかの金銭的な交渉をしろという、最初から和解を狙っているのかもしれない。

なお、会社へ入るときに交わす労働契約では「職務専念義務」というのが規定されいてるから、もちろん会社で仕事中に(何らかの特別な理由でエロ動画をダウンロードする必要がある場合を除いて)アダルト・サイトへアクセスすることは就業規則の服務規程違反にあたる。それから、就業時間でないときに同じことをしても、業務用のマシンを使ったり、あるいは会社の通信ネットワークを使えば、それは会社の資産を私的に使って利益を得たことになるので、厳密に言えば職務規定違反どころか刑法の背任罪である。

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